治療と日々の生活に役立つ情報
IBD患者さんのためのたべものガイド
おすすめの外食メニュー
おいしい健康管理栄養士:北村文乃
外食チェーン店で おすすめしたい外食メニュー
手作り豆腐と野菜のとろとろ煮定食
豆腐は消化が良いため、IBD患者さんにおすすめの食材です。また、野菜は柔らかく煮込んでトロトロになっているため消化が良く、胃腸への負担も少ないメニューになっています。
かま玉うどん
うどんは脂質が少ないため、IBD患者さんの中でも非常によく知られているおすすめの食品です。うどんの麺だけより、たまごが入ることで栄養バランスがとれるため、かま玉うどんは安心の定番・外食メニューです。
外食でおすすめの和食・洋食メニュー
鮭の大葉のせ焼き定食
「焼き魚」は焼いている間に脂が落ちるため、おすすめの調理法のメニューです。選ぶ魚は、白身の「鮭」や「ほっけ」、青魚も小さめの「鯵」などは選んでもOK。ブリなどは脂質が多いため、避けるようにしましょう。
ローストビーフサンドとミネストローネ
パンは食パンやコッペパンなどを選ぶのがポイント。具材はローストビーフのようにシンプルなものが比較的OK。ツナなどマヨネーズで和えている具材は脂質がアップするので、避けるようにしましょう。ミネストローネも野菜が柔らかく煮てあるので消化は良いメニュー。こちらも体調に注意して選ぶようにして下さい。
調子が良いときは食べても大丈夫なおすすの外食メニュー
海鮮ちらし
テイクアウトできるお弁当にもおすすめ。生魚である刺身は、脂質がおさえられている食材です。また魚の脂は質が良いものなので、できれば摂って欲しい栄養素。ただし、生モノのため夏場は避けたほうが安心です。体調にも合わせて、選ぶようにしてください。
蒸し野菜と野菜たっぷり みそ汁定食
「蒸す」という調理法は脂を落としやすく、比較的脂質がおさえられているメニューです。体調が良いときには、食物繊維も摂取してもらいたく、加熱したにんじんや大根も柔らかくなっていれば消化も良くなります。腸が狭まっているときは野菜の繊維が詰まりやすいので、体調が良いときに選ぶようにして下さい。