IBDステーション〜炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)の情報サイト

潰瘍性大腸炎・クローン病と ここちよく暮らすために

CD(クローン病)について

CD(クローン病)には
どんなタイプがあるの?

【監修】北里大学医学部 消化器内科学 横山薫 先生

クローン病の病型分類は、病変のある部位より分類しています

病型分類には、小腸型(小腸のみに病変がある)、小腸大腸型(小腸と大腸に病変がある)、大腸型(大腸にのみ病変がある)の3つがあります(図1:病変の範囲による分類)。おおよその割合は小腸型が30%、小腸大腸型が45%、大腸型が25%です。

病変の範囲による分類

病変の範囲による分類(小腸型(病変が小腸のみに認められる型)・小腸大腸型(病変が小腸と大腸両方に認められる型)・大腸型(病変が大腸のみに認められる型)

活動期の重症度を把握するためCDAIやIOIBDなどのスコアが活用されます

活動期の臨床的重症度は、さまざまな臨床項目に関するデータを集計して軽症・中等症・重症と判定(表:臨床的重症度よる分類クローン病の重症度分類(IOIBD))するCDAIスコア※1や、寛解期か活動期かをだけを判定する、より簡単なIOIBDスコア※2があります。CDAIはスコアを求めるのに1週間連続のデータの必要であり、計算式が複雑なため、おもに臨床研究でよく使用されます。IOIBDは簡単なため日常診療で使用するのに便利です。

臨床的重症度よる分類

CDAI 合併症 炎症(CRP値) 治療反応
軽症 150〜220 なし わずかな上昇
中等症 220〜450 明らかな腸閉塞などなし 明らかな上昇 軽症治療に反応しない
重症 450< 腸閉塞、膿瘍など 高度上昇 治療反応不良

※CDAI:Crohn’s disease activity index

潰瘍性大腸炎・クローン病  診断基準・治療 指針(厚生労働省「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」鈴木班)

クローン病の重症度分類(IOIBD)

1 腹痛
2 1日6回以上の下痢または粘血便
3 肛門部病変
4 瘻孔(炎症で腸管に穴が空き、近くの臓器とつながってしまった状態)
5 その他の合併症
6 腹部腫瘤(腹部を触ったとき、こぶのようなものがある)
7 体重減少
8 38℃以上の発熱
9 腹部圧痛(腹部を押したときに痛みがでる)
10 10g/dL以下のヘモグロビン(貧血)

1項目1点とし、2点以上で医療助成の対象となります。

IOIBD:The International Organisation for the study of Inflammatory Bowel Disease

※1 CDAI (Crohn’s Disease Activity Index)過去1週間の腹痛や下痢などの症状や、合併症の数などを点数化し、一定の計算式にしたがって出す指数であり計算式は複雑

※2 IOIBD(International Organisation for the study of Inflammatory Bowel Disease)10項目のそれぞれに当てはまれば1点、当てはまなければ0点とし、2点以上であれば活動性、1点以下であれば寛解と判断するスコア

「クローン病の分類はどのように活用されるの?」

クローン病には、症状の悪い時期(活動期)とよい時期(寛解期)のくり返しがあり、重症度分類スコア(CDAI、IOIBD)を活用しながら、そのときの症状の勢いや再燃の有無を判断し、早め早めの対応をすることが合併症発症の抑制につながります。

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