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IBDreamめし~学生編~​

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IBD患者さんの多くは、家族や友人等との食事において「食べたいものを食べられない」という悩みを抱えています。また、IBDは食べ盛りでもある若年層で発症することが比較的多く、10歳代から30歳代に好発することが知られています。

そこで、当社とエームサービス株式会社は、「IBD患者さんが食べたくても食べられなかった夢の食べ物」をコンセプトとした「IBDream(アイ・ビー・ドリーム)めし」ワークショップを実施しました。

このワークショップでは、IFMSA-Japan(国際医学生連盟 日本)、一般社団法人日本薬学生連盟、栄養学生団体【N】に所属する医療系学生さんとともに、IBD患者さんの気持ちに寄り添いながら、学生さんならではの等身大のアイデアの詰まった「IBDreamめし」を考えました。

開発までのストーリー

第1弾(2020年)

2020年3月28日(土)、「In Their Shoes」プログラムと同時進行で、27名の医療系学生さんが、「IBDreamめし」を考案するレシピワークショップに参加しました。

ワークショップでは、若年層の患者さんが食べたいと願う*1「肉料理」、「揚げ物」、「麺類」、「ご飯もの」の4チームに分かれ、エームサービス株式会社の管理栄養士・調理師を交えながら、レシピに関するディスカッションが行われました。その後、エームサービス株式会社の協力、東京医科歯科大学医学部附属病院 斎藤恵子先生の監修のもと、「IBDreamめし」のレシピ化が実現しました。

レシピアイデア記入シート
写真:テレカンでディスカッション中の様子
  • *1

    相模女子大学栄養科学部管理栄養学科 山田華月・望月弘彦・石川美紅・入慶田本清美・佐藤さやか・芹沢舞(2018)『炎症性腸疾患児における食に対する意識』

第2弾(2022年)

2022年3月26日(土)、「In Their Shoes」プログラムと同時進行で、15名の医療系学生さんが、「IBDreamめし」を考案するレシピワークショップに参加しました。

ワークショップでは、食事制限により外食において食の選択肢が限られてしまうIBD患者さんの「食の多様性」に貢献するため、「日本に根づいている食べ物」をテーマとしました。 そのなかでも、若年層の患者さんが食べたいと願う*1 「肉料理」、「揚げ物」、「ご飯もの」、「デザート」の4チームに分かれ、エームサービス株式会社の管理栄養士・調理師を交えながら、レシピに関するディスカッションが行われました。その後、エームサービス株式会社の協力、北里大学病院 栄養部 太田 裕子 先生の監修のもと、「IBDreamめし」のレシピ化が実現しました。

レシピアイデア記入シート
写真:テレカンでディスカッション中の6人の様子
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